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 出家、日本をゆく(ブログ日記) 
12月1日(木)

タイ、ビルマの仏教に関するドキュメンタリーをみた。

どの地の仏教も、体験ずみ。
「なつかしい」と思っていいはずの光景が映ってる。

ところが、実感がない。映像からよみがえるはずの、
現地の空気や、托鉢の味や、寺の雰囲気が、まったく生まれてこない。

自分はたしかにあの中にいた。
でも、完全に今の体とは切り離された、別人の自分がいたのだな、としか思えない。

記憶はあるのだけど、リアリティが伴わない。
記憶喪失のひとが、昔いた場所を写真で見ているような感じ。

記憶を切り離すすべを心得ているからか。
思い出しても気づくだけで反応しない。だから、感情もよみがえらないのか。

そうも思ったが、もうひとつ、決定的なちがいがあった。

あの頃のこの命は、渇愛・飢渇=はげしい心の渇きで一杯だったのだ。

求めるがゆえの、失望、焦り、迷い、怒り・・・まさに修羅の世界にいた。

今は、その炎がないのである。

当時は・・・否そのずっと以前から、
この命は、求めては失望し、の繰り返しだった。

よくあそこまで求め続けて、さまよったなあ、と憐れむしかないくらいの彷徨いようだった。

そこから抜け出した今の心では、当時見ていた世界がリアリティをもって思い出せないのである。

切れちゃってる・・・。

心の質が変わったことを改めて知る。

とはいえ、現地の映像見ていると、
またタイでひと夏(3ヶ月)激しく修行したいな~、とか、
インドでバリバリ活動したいな~とか思う(なすべきことはたくさんある)。

でも、いまは日本でがんばって働かなくちゃ、と思う。

働いて、あたらしいタネまいて、

それが花開いてきたら、インドにも帰れるだろうし、タイにもいけるだろうし、

何より、この日本社会で、新しいタイプの活動を広げてゆけるようになる。

今はタネまきの時期なのだと思う。

開かせたい花は、どんな花か。

難しいものじゃない。

ひとと出会って、喜ぶ顔をみて、
悲しみや苦しみがちょっとでも癒せる現場にたちあえること。

もっとシンプルにいえば、
いろんなひとと、ひとしく、善き友だちでいつづけること。

その繰り返しだけで十分だと思う。

“このまま、生きていけますように――”

そんなこと思えるようになったのは、ほんとごく最近です。