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インド帰郷2 「たこやき、知ってる?」

12月20日

◇朝、学校 (GenuineDhammaScholarConvent の子どもたちにあいさつ。3歳から5歳半。総勢110名。

みな近郊村落の子どもたちで、家庭は裕福ではない。月の授業料は100ルピー(160円)。その額も払えない家庭もあるという。朝8時から昼すぎまで授業。全部英語。

“Do you understand English?” (英語はわかる?) と聞くと、”Yes!” と元気な声が返ってくる。

“Do you like school?” (学校は好き?) “Yes!”

“Are you hungry?”  (お腹すいた?) “No!”(おおっ、分かっている!)


日本から持ってきた“うまい棒”を配る。

“Japanese school kids like this snack very much. Do you want to try it?”

(日本の学校の子どもたちが大好きなスナックです。食べてみたい?)

“Yes!”

3種類の味がある。

“Do you know cheese?” (これはチーズ味。知ってる?) “Yes!”

“Do you know Takoyaki?” (たこやき、知ってる?)  “No!”

“Do you know Mentaiko?” (明太子、知ってる?)  “No!”(そりゃそうでしょ(笑))

“Do you wanna try?”(食べてみたい?) “Yes!”

インドの村には学校がないところもたくさんあるし、あっても公立校の教育レベルは相当低い。だから裕福な家庭の子供たちは私立に通う。ただ村落の子どもたちは親が貧しくてその機会はない。だから友たちは自分たちで幼稚園を作ってしまったのである。

土地を購入できれば、小学校、中学校と建設する予定。すでに市内には、大学生・卒業生のための寄宿寮ができている。もちろん今は大赤字。メンバーたち(ワスやラケシュ)はみな農家。維持費のけっこうな額を自腹で払っている。それが喜びなのだという。

12月21日

◇インドが面白いのは、人のキャラクターが“読めない”こと。

見るからに極悪人らしき目つきの悪いヒゲもじゃの中年男が、全インドに名の知れ渡った人気俳優だったりする。

今朝会った“おっさん”は、ステテコ姿で目の前であくびをし鼻くそをほじりながらワスと私と話をしていた。実は彼は、インド初の仏教チャンネルの創始者である。今や全インドで放映されていて、テレビチャンネルをひねれば仏教関連の番組が見られる。

商業コマーシャルは入れずに、寄付を募る。そのため赤字が続いている。どうすればいいと思うかと聞くので、ダンマワーク(いうなれば社会事業)をしている企業を宣伝すればよいのではないかと伝える。売り方の問題。「私もそう考えていた」とうなずく。


その日の夕刻には、ワスと私は、その仏教チャンネル(The Lord Buddha TV)のスタジオにいた。番組に出演することになっちゃったのである(笑)。台本もインタビュアーの英語もいい加減で、このあたりはインド的(笑)。途中ひとが入ってきたり、誰かのモバイルが鳴り出したりとこのあたりはもっとインド的(^□^;)。

「ババサブ(アンベドカル博士)の著作『ブッダとそのダンマ』の印象は?」

「あなたの僧侶としての活動の目的は何か?」

「仏教が滅びたインドでこれから仏教を広めていくにはどうすればいいと思うか?」

といった質問に答える。

最後に「日本語でインドの人たちにメッセージを」。

(何言ったか忘れた(笑)。ブッダテレビ見てね、という内容だったか(笑)) 


◇そのあと、最初(6年前)にインドに滞在したときに出会った人の家を訪問。

あの頃は、私はこの先の人生をこの地で生きていくのだと覚悟を決めていた。当時の自身のひたむきさ・仏教という新しい道への信頼を思い出した。嫁に行く女性のつつましい心境とはこういうものかと感じたものである(笑)。


インド社会は変わらないし、インドの人々も変わらない。

平気でウソをつく・だますしょうもない人間もいるが、この地で私が知る仏教徒の人々はみなとにかく敬虔で、情熱的で、ひとを信じる。


ただ、大きく変わってしまっていた関係もある。 
ひとは、うつくしく年をとるのは難しいものらしい。