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ポリグルセミナー開催!

12月25日
今日はセミナーの日。日本ポリグル社の小田会長が、じきじきに水浄化のデモンストレーションと解説&スピーチをする。

ウダサ村の一角にある公会堂(といっても40畳くらいの埃まみれの古ホールだが)を借りて、昨日から設営の準備。

配布資料を百部刷って、椅子を並べて、横断幕を張ってと、GDIAのメンバーたちが総出で準備をする。

村の婦人たちはランチと夕食の準備。こういうときの彼らの流れるようなチームワークは見事である。

20リットルボトルに川の汚れた水を汲んでくるようにと指示すると、バイクで即飛んでいく。そのボトルと、浄水装置でつくったポリグル水入りのボトルとを、壇上のテーブルに並べる。そうすると、浄水の光る透明さがきわだってみえる。

11時開始の告知であるが、ここはインドである。結局、ひとが集まって始まったのは12時半すぎになった。汽車で十時間かけてきてくれた人もいた。ムンバイからは病院長夫妻が。このセミナーが終わったら、私はアンドラプラデシュに行って前州大臣と面会し、そこからムンバイに飛んで政府や企業関係者、大学の研究者と会合をし、その後パトナに飛んでブッダガヤ、ナーランダにある仏教組織と話し合い、最後はデリーで政府関係者と面談をする予定。このセミナーは、この水プロジェクトがウダサ村から外へと展開していく最初の足がかり的な意味をもつ。

テレビ東京で放映されたドキュメンタリー「ガイアの夜明け」をプロジェクションで上映。小田会長のソマリア&バングラデシュでの活動を報じている。その後、小田会長のデモンストレーション。私は通訳をつとめる。

会長先生らしいと感じたのは、村の子ども2人を指名して、彼らに実験をやらせたこと。ひとりは白濁した水を浄化する実験。 もうひとりは鉄分混じりの汚水をポリグルと磁石で吸着・浄化する実験。

もうひとつのボトルには、オレンジの絵の具混じりの水が。ポリグルを混ぜてしゃかしゃか振ると、とたんにきれいな水とオレンジ色の汚濁に分離する。会場から拍手。効果が目に見えるから、大人も目を見張っている。

そして会長のスピーチ。バングラデシュやアフリカで展開している水プロジェクトについて。村人にとってはもちろん初めて聞く国際的な話である。

現地の水問題を解決し、しかも雇用を生み出す。働きながら技術を覚えて、新しい土地での技術指導者になってもらいたい。ビジネスというより現地の人々を助けたい。こちらが何かをしてあげるというより、みなが必要としていることにこたえたい、というのが会長の方針。

インド人はきわめて飽きっぽい性格で、途中で話がつまらないと出て行ってしまうのであるが、今日は最後までよく聞いて、質問も熱心にしていた。みな自分の場所で同じプロジェクトを始めたいという。

ウダサ村に設置した浄水装置の概要を、ラケシュが現地マラティ語で説明。

会長の夢は、80歳になるまで働いて世界から水問題で苦しむ人々をなくすことなのだそうだ。ポリグルの普及ビジネスを始めて12年が経とうとしている。バングラデシュが6年、アフリカは1年、インドは最初の装置を設置した7月から数えるとまだ5ヶ月。
GDIAのメンバーはよく働くし、物分かりがすこぶるよい。浄水装置の仕組みも完全に理解して、装置の組み立ても自分たちでできるようになった。その動きのみごとさは、今回視察に来た他の日本の人たちも驚いたくらいである。

8年後に会長先生が満足できるような、素晴らしいはたらきをしていきたいと思う。このチームならばできるだろう。

その後、浄水装置をみなで見学。ここでも熱心に質問が飛ぶ。初期費用にいくらかかるか。このプロジェクトに参加するにはどうすればいいか。我々としては、コンパクトサイズの浄水装置をつくって小さな村落にデモにいこうと考えている。最近報じられたニュースでは、とある村全体が、飲み水がフッ素に汚染されて健康被害で困っているという。そういう場所には真っ先にかけつけたい。

ポリグルのロゴ入りの青いシャツをメンバー全員が着て、記念撮影。会長たちを午後4時前に見送って、そのあとはねぎらいをこめた食事会。みな地べたに座って食事をする。水はもちろんサーバーに満タンのポリグル浄水である。みんなよくがんばった。

夜はお寺でみなでお経をあげる。一日はたらいてくれた女性たちは、ラケシュの家の中庭でなかよく晩餐をとった。

GDIAのメンバーたちも、大仕事が終わったとかでどこかに打ち上げに行った。「今日をありがとう」と村人たちが伝えてくる。みなが嬉しそうな顔をしている。それが一番嬉しい。

何か新しい可能性を、彼らとともにいま創り出している。その実感だけで、この命はこの上なく強く、熱く満たされている。じつによき十日間であった。

夜十時をすぎて、GDIAのメンバーたちが打ち上げから帰ってきた。どこで遊んできたのか。でもこうして力をあわせて働いて、ひとつの社会的に大きな意義のある仕事を成し遂げて、みながその達成感と充実感を胸にどこかで楽しんできてくれていたら、それだけで私はもう何もいらないと思えるのである。彼らは、私にとっての幸せをもつくってくれている。

GDIAメンバーがすごいところ――打ち上げから帰ってきて夜十時をまわって、なおトラクターを運転して、2キロ先にある川水を取りに行ったこと。1時間かけて水を汲み上げ、それを浄水装置に運んでポリグルで攪拌して、濾過槽に通すまでをこれからやるのである。朝になれば新しい浄水ができている。その水をまた村人に配給するためである。