仏教講座スケジュール

●古い仏教のイメージから自由になりましょう。心の苦悩・現実の課題を越えてゆくことが、最も大事なこと。思い込みを捨てた時に、ブッダの教えの真髄がみえてきます。
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よき雨の日を

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土 6月 14日  18:00 ~ 20:00  神楽坂
講座「日本仏教の魅力を学ぶ」 (仏教の学校・日本&大乗仏教編)
※日本仏教と原始仏教を半分ずつ。奈良時代の行基の生きざまと思想+原始仏典の紹介。

日 6月 15日★ 18:00 ~ 21:00 神楽坂
日曜夜の座禅エクササイズ

木 6月 19日 14:00 ~ 16:00 巣鴨
おとなの仏教塾~仏教の魅力をまなぶ
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6月12日
連日の雨です。ほんとによく降りますね(もう梅雨入り?)。

小雨の中を、すずめが道の上を這うようにしてちょんちょんと歩いていました。 

冷たかろうに、と思います。それだけエサが乏しいのでしょう。

気づいている人もおられると思いますが、スズメは、秋を越すと地面に降りる時間が長くなります。

というのは、寒くなるとエサが乏しくなるから。だから一生懸命、地面を這ってエサを探すのです。

雨の日も似たような状況です。冷たさの中で食べ物を探している。日のある時間はかぎられているので、鳥にとっては、私たち人間が考える以上に切実でしょう。

雨の日で、外出する用事がないときは、自宅で仕事します。晴耕雨読。

今は、大乗仏典をいろいろと読み込んでいます。

まずは文章を理解する――むずかしい漢訳などを、今の言葉に置き換えながら読んでいきます(仏教用語辞典とか漢語辞典が必要なところもありますが、文脈や、仏教の本質・原理から見えてくることが多いです。英語やパーリ語の仏教書に親しんでいると、意味をつかむことはいっそう容易になります。)

そして、今の時代・今を生きる人々にとって、役に立つか。どのように言葉を加工すれば伝わるようになるか、を考えます。

そして、正しい意図・目的に沿って、いちばん効果的な表現を作り出していきます。

教室でお配りしている教材や、本や話のなかで語らう私の仏教のウラには、こういう作業があります。

大乗仏典といっても膨大。でも、一定の目的・視点と、背景知識があると、読むことは苦にはなりません。

 「この発想は、もう今の時代には通用しないだろうな」とか、

「この言葉は、こう置き換えた方が、真意が伝わりやすくなるだろうな」

といった、工夫を重ねながら読んで、自分の言葉につなげていきます。

仏教の世界には、学ぶ対象(経・律・論の三つの分野に加えて、僧侶方や在家の研究者・作家・思想家たちの言葉など)がたくさんあります。

だから終わりはないし、退屈しない。中身が面白いこともあれば、表現そのものの巧みさに感銘を受けることもあります。

「仏教を学ぶ旅」をつづけていて、ひとつ感じることがあります。

それは、「自らの心が清浄であること」が、本来何よりも大切なこと、真っ先に人間が努めるべきことだ、ということです。

心がクリアであること。

それは、自分が感じる主観的な心地よさとはちょっとちがう。心の中のけがれ・汚れ、人生を妨げている心の働きがないことです。

怒り、欲、妄想、そして慢と疑――これは大乗仏教が教える五つの妨げ。この五つの妨げによって、心乱していないか。人生をもち崩していないか。

そういう妨げによって心がまだ波立っているのならば、それを鎮めることが何よりも先になすべきことのように思います。

「清浄なる心を保つこと」――それ以上に大切なことはない。

難しい課題だからこそ、しかし何よりも大事なことだからこそ、謙虚に、つつしみをもって、学びつづけることではないでしょうか。

外の世界はコントロールできないし、汚れた心のままでは安らぎを得ようはずもない。だから、みずからの心を清浄にすることから始めようと考えるのです。


雨の日の空気のかぐわしさ、

地をはう鳥たち、

仏典に記された、大海のような深遠なる思想の数々、

人生の本来の目的――

これらを見つめれば見つめるほど、心は澄んで穏やかに透明になっていくような気がします。


善き雨の日を――。