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2015年とし初めの願い事(=人=)

新年あけましておめでとうございます。興道の里の草薙龍瞬でございます。

そろそろお正月休みも終わりということで、みなさん初仕事のご準備(あるいはすでに始まっている?)をなされているのかもしれませんね。

私のほうは、久方ぶりの日本での年越しでした。(昨年はインド・ムンバイにいたため)

といっても、テレビもないし、新聞もとってないし、
出家である以上、家族で団らんということもないので、静かなものでした。

この三が日と大晦日は、たっぷりと修養(勉強)に浸りました。
外の世界が正月休みで、それぞれの住み処に戻っていることもあって比較的安心して自身の修養に専念することができます。よい時間でした。

季刊誌のほうに書きましたが、結局、終わりを善くむかえるためには、「納得できる理由」を一つ一つ増やしていくしかないのでしょうね。

今年は、これまで以上にいっそう「納得できる理由」を増やせるように、というのがわたしの新年の誓いでございます。

あと小さな誓願としては、漫画のほうの生産性を上げることでしょうか。
連載中の漫画を楽しみにしてくれている人も多い様子なので……^^。

ときどき手塚治虫の漫画を「おさらい」するのですが、やっぱり彼は不世出の天才なのですね。

彼の作品のなかでは、けっこうな人間や動物たちが殺されたり、別れたり、傷つけられたりします。自然破壊についても相当訴えているし、権力への懐疑も語っている。どなたかの評論家が、手塚漫画には「虚無」を感じるといったことを述べていましたが、私は彼の作品に虚無を感じるというより、大きな「悲」を学びます。自然への悲。生きもの・人間への悲。

思えば小学3年くらいのときに『ブラックジャック』と『ブッダ』を読んで以来、人間の心の暗部とか、悲しみとか苦しみとかを彼の作品を通じてたくさん疑似体験してきたような……。「なんとかしなければ!(プンプン)」と手塚漫画を読んでは憤っていた思い出があります(笑)。

登場人物の多様さ、複雑さ、ストーリー展開の手法や、絵の構図のつかまえ方、ペンの強弱の入れ方など、溜息がつくほど勉強になります。
そして古今東西の物語や時代を縦横無尽にとりあげて、ストーリ化する視野の広さと、教養の豊かさ。

すごい人だなあと思うのです。

漫画というのは、ゼロから有を作り出す、しかも真似事がきかない、ある意味、一番厳しくて「本物」しか生き残れない世界。

他にも何人もの「天才」を知ってます。挙げ始めると必ず取りこぼす人が出てくるので挙げませんが(笑)。
とにかくあの世界は、すごい人がたくさんいる。

季刊誌に連載中の小僧さん漫画も、ストーリー性のある別バージョンがあるのですが、画力も時間もないので「来世」に持ち越しかなぁと感じています(笑)。「お役に立てること」を一つ一つ、積み上げていくことしかできませんよね。体はひとつ、人生は短い……。

それでも、作業のクオリティを上げて、時間を短縮して、仏教の話、本の執筆、漫画の制作、インドでの活動と、とにかく「お役に立てること」を、求められる順番に沿って、頑張って参りたいと思います。

仏教が教える一番確かな価値は、「お役に立てること」。それであるなら、なんでもいいということになります。

その意味で明日以降また始まる多くの人のお仕事も、みんな「お役に立てる」確かなこと。

問題は……お役に立てている自分に「納得する・できる」ことなのでしょう。

どんなにつらい状況でも、満たされなくても、ひとつだけ心の内側に「納得できる理由」を作っておく。その理由だけは忘れないようにする。(お役に立てることもその理由の一つになりますよね)

そしたら、嫌な記憶が過ぎ去ったあとでも、納得できる理由だけは残ってくれるかもしれない。それが誇りになってくれる。

とにかく何が一番大切かと言えば、自分の今日に「納得できる理由」を作ること。

結局、納得できる明日、人生というのは、その積み重ねの先にしかないのでしょう。

この自覚を一年最初の誓願として、精進してまいりたいと思います。

みなさんの一年がよきお年でありますように。

本年もよろしくお願いいたします。
草薙龍瞬多幸祈念合掌