仏教講座スケジュール

●古い仏教のイメージから自由になりましょう。心の苦悩・現実の課題を越えてゆくことが、最も大事なこと。思い込みを捨てた時に、ブッダの教えの真髄がみえてきます。
●全国行脚、まもなくスタート! 講座、個人相談、法事など、ご希望者はご連絡下さい(クリック)
●仏教講座のスケジュールはこちらをクリック。 
●メール通信、配信中。
①お名前、②都道府県、③近況(本の感想・知ったきっかけ等も可)をひとこと 書いて koudounosato@gmail.com まで。※フリーメール着信拒否の設定になっていないか、ご確認ください。
●廃寺・空き寺・日本家屋を募集中! 生き方と教育と仏教をひとつの場所で――ご提供くださる方、ぜひご連絡ください。

「家族」に反応しない練習 〝クリアな心〟が仏教の目的


こんにちは、草薙龍瞬です。

先週は、よく雨が降り続きましたね。
週の前半は私は自室で静かに作業をしておりました。
茨城や北陸、東北ではかなりの被害があったそうですね。

私は、新聞もネット環境もない状況なので、世間の災難にけっこう疎いです。
特に本の執筆などで引きこもっている状態が続いて、久々に外に出ると、世の中の痛ましいニュースが続々と入ってきて、驚いてしまいます。現実ってこんなに不条理に満ちているのか……と。

世の中の不幸を追いかけると際限がなくなってしまう。だからとにかく「今できること」という境界線を引くわけですが……。

「妄想を広げないこと」が基本。「できること」に的を絞って、自分の務めを果たしていく。その道には、苦悩ではなく、意欲・充実・希望が出てくる気がします。私にとっての「インド」がそう(遅れましたがインドツアー報告記、もうじき会員さんに発送いたします)

「現実」の領域が広がっていくこと、広げていくことをめざしたい。私も広げてゆきたいと思います。

●仏教――というより、ブディズムという一つの作法・思考法――の特徴をひとことでいえば、「正しい理解」による「苦悩からの解放」に尽きます。

人が苦しむのは、自分自身の心を正しく理解する眼を持っていないから。

「心はこういう状況の時にこう反応する」
「その結果、こういう怒りの感情や、不安や後悔といった妄想が出てくる」
「だから心の苦しみを増やさないためには、こういう言葉・生活・考え方を心がけなくちゃいけない」

そう自覚できること。
自分自身の苦悩、その苦悩の原因を、きちんと見すえる勇気を持つこと。

そして苦悩をこれ以上増やさないために、正しい心の使い方を、学び、実践していくこと。

苦悩が心から生まれる以上、自らの心を新しく育て、そのことで自分の心を「乗り越えて」いくしかない。そういう立場に立てるかどうか、ではないでしょうか。残された人生の中において。

ひとは自らの心の苦悩、あるいはそれを理解しようとしない「無知」な状態に、なぜかしがみつこうとします。「できればこのまま生きたい」「そのほうがラク」と思う。

そうして、苦しみを繰り返し、周りの人を苦しめ、自分の子供・孫にもその苦しみを引き継がせてしまう。

よく親が、子どものことを親身に心配している様子を見かけることがあります。でも実際には、子どものことを心配するフリをして、自分自身の「宿題」から逃げていることも、けっこうあったりします。過去の挫折や失敗、今現在の苦悩、そういうものをたくさん抱えているのに、抱えていないフリをして、「子どものため」を語っている。子ども自身はそういう親のそばにいて、多くの「?」(疑問)に答えを出せないまま、年を重ねていく。

子どもが行き詰まっているとき、その原因は、実は親の「生き方」にあったりします。

正しい思考は、
まずは自分自身を「最上の」自分へと高めて(成長させて)いくこと――これって真実だと思います。

「親」であれ、どのような状況・立場の人間であれ、まずは、
①自分自身の心の状態を、
②苦悩の理由(みなもと)を、
③苦悩は取り除くことができるという可能性を、
④苦悩から抜けていくための方法(工夫)を、

「正しく理解する」という立場に立つこと……本当の人生はそこから始まるのでは? 

これは、ブッダが強調した「四聖諦」の言い換えバージョンですが、現代においても変わらぬ真理ではないでしょうか。

自身の心を正しく理解するための第一歩として「心の状態を見る」習慣(瞑想・禅)があります。「体の感覚」を意識すること。そして自己観察を妨げている心の状態を、「怒り」なのか「妄想」なのか「欲望・欲求」なのか……とちゃんと観察できるようにすること。

観察に徹すれば(本当に自己観察に徹すれば)、その瞬間、苦悩は消えます。
過去に繰り返してきた心の反応もまた、確実に減っていきます。
結果的に、心は、そして人生が変わってゆきます。

やるかやらないかで、見えてくる世界はゼンゼン違ってきます。なんでやろうとしないのでしょうね(笑)。

さて9月25日は、「業を越える方法」を神楽坂で特集します。苦悩を作り出す業[ごう]――怒りや悲しみや憎しみや――は、なぜか親から子供へと「遺伝」する傾向があります。

それはなぜか。どうすれば、苦しみを作り出す業を子に継がせず、自分の人生の内で「抜ける」ことが可能になるのか――仏教の叡智をフル活用して考えたいと思います。

もちろん、「業」なるものに、「前世」とか「過去世」は関係ありません。そういう発想に飛びつくと、改善できるテーマさえ改善できなくなってしまう。
自分自身の人生をつくっている・支配している心の力――それが「業」です。ブッダの教えの真髄でもある。正しく理解できれば、人生を画期的に変える力を持っています。

そのあたり、じっくりお伝えしたいと思っています。来年冬に出る新刊のテーマでもあります。

とにかく、クリアな心の状態――正しく理解できるクリアな心――を目標にすえること。
その目標をいつもいつも、心に確かめ続けることです。

精進してまいりましょう。

――――――――――――――――――――――――
●講座の日程 ※座禅会と巣鴨の教室日程は末尾にあります。

★新規
月 9月 21日 18:00 ~ 20:30/火 9月 22日 18:00 ~ 20:30
「現代に役立つブッダの考え方」 はじめての人のための仏教入門 神楽坂
「仏教は初めて」「ちょっと興味がある」人のための仏教入門講座。ブッダの言葉をわかりやすく翻訳したオリジナル資料を使って、2500年前の「ブッダの合理的な考え方」を学ぶ。仕事・家庭についての質問・相談コーナーも。宗教色がいっさいない、現代的で合理的なわかりやすい内容が好評。「使える」仏教講座です。★9月21日と22日夜(午後6時から8時半)の2回開催。ご都合よい回にご参加下さい。

金 9月 25日 18:00 ~ 21:00
特別講座★「家族」に反応しない練習 ブッダが教える家族内サバイバル術
神楽坂
離れたいけど、離れられない。離れたくないけど、離れてしまう――それが家族。親、子ども、兄弟など、それぞれの性格・思いが衝突する現場が家族。家族が「苦悩」になっているとき、人は「どう考えれば」心穏やかにすごせるのか。こじれてしまった関係を修復するにはどうすればいいか――。仏教の知恵をフルに発揮して、「家族に苦しめられない」心の持ちかたを考えます。心の自由度を診断する自己診断テスト――「自己ルーツ占い 親の業・わたしの業」を体験。★家族について悩んでいるすべての人(親・子ども他)対象。

土 9月 26日 18:00 ~ 20:30
★「ほんとの仏教」を探して 暮らしに即役立つ仏教思想入門・全3回 神楽坂
「仏教」はなぜわかりにくいのか? なぜ私たちの現実から遠いのか? それは僧侶・長老・学者たちの「カンちがい」にあるのかもしれません。2500年前の「ブッダの教え」と、その後の「仏教」には、決定的な違いがあります。その違いを明らかにし、本来の合理的で、人生に役に立つブッダの教えを明らかにしていきます。<最近話題になっている仏教書>の一節をとりあげ、どこが「本当の仏教」で、どこが「カンちがい」なのかを検討。めざすのは、一人ひとりの現実の人生に役立つ「心の持ち方・考え方」としての洗練されたブッダの教えです。
★全3回のシリーズ講座 9月26日(土)、11月3日(祝)午後6時から8時半、3回目は11月末の予定
☆単回・2回のみの受講も可。
☆予約は特に必要ありませんが、日程は直前に必ずブログカレンダーでチェックして下さい(メールアドレス登録者には事務局からお知らせします)。

水 10月 7日 13:00 ~ 14:30
東急BEたまプラーザ公開講座
「悩み解決!ココロがすっきりする仏教こばなしと座禅体験」 ※東急沿線の方はぜひお越しください。

座禅会 神楽坂
火 9月 15日 18:00 ~ 20:30
日 9月 20日 18:00 ~ 20:30
火 9月 22日 10:00 ~ 12:00
水 9月 23日 18:00 ~ 20:30
日 9月 27日 10:00 ~ 12:00

巣鴨・大人のための「仏教の学校」 巣鴨地域文化創造館
木 9月 17日 14:00 ~ 16:00
木 9月 24日 14:00 ~ 16:00
木 10月 8日 14:00 ~ 16:00