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悲の心(カルナー)をパワーに変えよう

1月22日
大法話会の当日。午後に車で会場へ。7、8の近郊の村や、別の郡からも人々が集まってきた。

最初にババサブ(アンベドカル博士)やブッダの像に花輪をかける。で、「ナモー・タッサ」の読経を会場全員で行なう。

そのあと、ひざまずいて追悼。先日自殺したロヒットや、十年前に私が初めてインドに来たときに起きたカイランジ事件の犠牲者(このときは仏教徒の5人家族のうち、出稼ぎに出ていた父親を残して家族4人が他の村人たちに惨殺された)たちのために。


カルナー(悲の心)の話をする。仏教とは何かと聞かれたら、「カルナーの精神にもとづいて社会を改善する行動を起こす思想」だと、今後は答えるように。この新しいビハール(寺院)を拠点として、宗教を超えた、人々の調和を目的とする合理的で新しい思想messageを発信していくのだという話。


今回反省したのは、人々へのお土産を用意してこなかったこと。遠方からはるばるやって来る人たちがいる。その人たちにねぎらいの意味を込めて、何かしら手渡すべきだった。

花びらやお布施(寺建立への寄付)を受け取り、指先をひたいに当てる。「幸せでありますように」
人々から直接手渡された寄付。どんな暮らしの中の手で握りしめてきたのだろう。

●ラケシュの家に戻って訪問客の相談を受ける。5歳の男の子が無気力で心配という話。

子どもを見ると、たしかに無表情で元気がない。理由は三つ。テレビを見すぎ、父親がキビシイ、親がスキンシップ(ハグしてあげるとか)をあまりとっていないのではないか、というと、どれも当たっているという。

子どもの心は、カラダの感覚に始まり、感情、思考と育っていく。感情を育てるには、まず十分に感覚を刺激してあげないといけない。それも快を感じられるものを。その意味で、母親が子どもを抱っこしてあげたり、アタマを撫でてあげたり、とにかく触ってあげることが大事なんだという話をする。

触れて笑わせ、安堵させるのである。それで感情が育っていく。思考(親がよくいう勉強)が発達するのはその後である。 これは仏教心理学。

●大法話会がある日は、村人の親戚たちが大勢やって来るので、ラケシュの家にも子供たちが遊びにくる。5歳の女の子と、3歳の男の子の兄弟。最初は怖がって近づいてこなかったが、「何もってるの?」とか「名前はなんていうの?」と、答えやすい問いを向けると、ちょっと安心する。

で、軒下(日本でいう縁側みたいなところ)に木枠のベッドがあって、丸筒状の枕が置いてある。それをめちゃくちゃ重たい石のように、うーんとうなりながら持ち上げようとして、でも上がらない(ふぅ)というしぐさをして見せる。すると、子どもたちはケラケラと笑って、枕を軽々と持ち上げる。それを「すごーい!」と驚いてみせる。すると子どもはいっそう大喜びして枕をアタマの上まで持ち上げる。「おぉー」と大げさに喜んであげると、子どもも喜ぶ。で、お友だちに。(こういう関わり方もブディズムが教えてくれる^^)

遊びに来た子供たち。インドは子供がたくさんいるので、退屈しない(笑)。