仏教講座スケジュール

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「川のままであれ」

働くあなた・就活突入のみなさんヘ 「ムダに反応しない心がけ」が役立ちます。リクナビに草薙龍瞬のインタビュー記事掲載中 http://next.rikunabi.com/journal/entry/20160131

1月23日
●GDIA幼稚園の創立記念式典に出席。とにかく友だちとたくさん遊んで、勉強も頑張ること。

日本の人がくれたお土産(文房具とかアクセサリー)をプレゼント。昨日の夜は、ラケシュらGDIAのメンバーが、お土産を包装紙に一つずつ包んでいった。こういう地道な作業を、私がいない間も、彼らは互いに助け合いながら黙々とやっているのである。来るたびに、ほんとにエライ奴らだと思う。
青年たちが作った元図書館で子どもたちへの景品を包む作業。彼らはここで仲良く寝る。私も一緒に作業。
子どもにメダル、お父さん・お母さんに日本からの景品をプレゼント。
日本の方たちから預かったお土産持っていきました(ご協力ありがとうございました)。

今回一番反省したのは、この2、3年、私はごく短い間しか、インドに滞在してこなかったことだ。ほんの数日、長くて一週間ほどで帰ってしまうことが多かった(やがては日本とインドを半年ずつ、が目標)。

その間に、GDIAのメンバーの二人が離婚していた^^;)。幹部を務めていたメンバーが抜けた事件もあった。私が知らない間に、けっこう大きなトラブルが起こっていたらしい。その辞めたメンバーに会いに行ったが、顔は暗い妄想に囚われて、半ば自閉症気味になっていた。

夜、親友のラケシュと車に乗る時間があったのだが、そのとき初めて、彼がこの一年苦悩していたことを知った。「ときどきどうしようもなく孤独を感じる」という。去年は、彼にとって大きな試練の年だったようだ。長年の親友が去り、学校運営上の問題も起きた。

私にも他のところから報告は来ていた。はて、どうなっているかと関心もって来てみたが、ほとんどのメンバーは、ラケシュと一緒に頑張っていた。GDIAへの人々の信頼も厚いままだ。

「人々に信頼されているかぎり、問題はない。 純粋な動機を保って自分の道を生き続けることは、ラクではないし、人に理解されないこともある。来る人もいれば、去っていく人もいる。ただ、それは自分にとっては、ほんとうは〝関係ない〟ことなんだ」という話をする。

たとえば、自分を川だと想ってみる。ひとは川を見つけて近づいてくる。水を呑む人もいれば、汚していく人もいる。でも、川は川のまま、ひとつの場所を流れ続ける。誰がいても、いなくても、川は川のままであり続ける。

それでいいんだ、という話をした。川のままであれ Stay as a river――。

日本での私の活動も同じである。 出会いもあれば、別れもある。みなそれぞれに求めるものがあって、それが見つかると思ったときに訪れてくるし、関わり続け、学び続ける人たちもいれば、勘違いや慢(自己主張)にとらわれて、自分の世界へと戻っていく人もいる。

ちなみに苦しみを抜けられないのは、多くの場合、やはり〝我〟――内在する欲や怒りや妄想や慢・疑――である。これは見事な真実である。

ただ、ひとの心はなんともしがたい。「川」は、ひとの心に手を出せない。

来るものは拒まず、去る者は追わない。川は川のまま流れ続けるしかない。

この命は、それを知り尽くしている。執着があれば、哀しみを感じるだろう。しかし、真実に目を醒ませば、執着はそもそも「持ちようがない」とわかる。すると、心は、哀しむことなく、ただニュートラルに、色に染まらぬまま、おのれの道を流れ続けるだけになる。

結局、ひとは、自らの道を〝見出す〟ことが最初であり、見出した道を〝歩き続ける〟ことが、その次であり、道を〝まっとうする〟ことが唯一の務めである。

大切なのは、自分の道を歩き続けること。その覚悟が決まれば、「孤独」は苦しみにならなくなる。ひとがいても、いなくても、自分の道を歩くことしか見なくなる。

そのとき、「孤独」を突き抜けて、何かしらもっと大きなものと〝ひとつ〟になるのである。

川は孤独を知らない。川は川のまま流れ続ける。

ひとがいてもいなくても。世の中がどんなに変わろうとも。

川のままであれ――。

さすがに夜と朝方は寒い。青年たちは焚き火を囲む。この仲の良さにも学べる何かがある気がする。