仏教講座スケジュール

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苦しくなったときの正しい考え方

3月19日
こんにちは、草薙龍瞬です。

今回は、「おたより」紹介と、その前にちょこっと近況報告です。

(ちなみに、日頃、メールや電話で、切実・深刻なご相談をうけることが、しばしばあります。
 

私としては、言い方はヘンですが、「歓迎」しております^^。なんらかのきっかけを求めて連絡をくれることほど、尊いことはありません。どうぞご活用ください。

その一方で(笑)、深刻でもない?ふつうのお便りや質問には、ありがたく頂戴できても、なかなか応えきれる状況ではなかったりします。拝読しても、返信にまでたどり着けないことも多く――そのあたり、ご了解ください。困っているときは、「困っています」というお便りをくださいね(笑)。事情、わかってもらえるだろうか……(笑))


いくつか、真面目にお答えしたいメールがあるのですが、こういうテーマに応えるのって、意外と神経を使います。答えを整理するのに時間もかかりますし……しばしお待ちください。


なので、定期的にメール通信を送ろうとすると、簡単に書ける「近況報告」に近づくことになります(笑)。すいません。そんな中でも、個別には真面目に対応していたりするので、真面目に答えを欲しい方は、ぜひ送ってみて下さいね。)



●さて昨夜、青山学院大学のロースクールに、ゲストスピーカーとして行ってきました。

「知的財産としての仏教をどのように守っているか」という、カタいテーマで講演させていただいたのです。

「守るもなにも……インドでは、ブッダの教えは、バラモンたちに換骨奪胎され、盗まれ、壊され、滅びてしまった。スリランカの仏教は、バラモンカーストの長老たちが寡占してしまったし、タイやミャンマーも、為政者に都合よく使われている部分がある。チベット密教は、もはや衰滅寸前――中国政府が傀儡【かいらい】を擁立たことを受けて、ダライラマ自ら、転生制度を否定せざるをえなくなっている始末。

どこにも、本来のブッダの教えなど、存在しないのではないか――」という問題提起だった。

権力者とサンガの特権を守るために、都合よく書き換えられた教義と体制

――そこには、カーストも、輪廻信仰も、比丘・長老の優越的な地位もすべて含まれるのだが――

それを打ち立てるや、今度はそれを、国をあげて、比丘・長老・僧侶ぐるみで、「お釈迦さまの教え」として固守しようとしている。そういう側面がある。

彼らが守ろうとしているのは、自分たちの権益であって、「ブッダの教え」ではない。

もし、慈悲や、心の清浄、苦しみからの解放という、本来のブッダの教えを守ろうとするなら、今のような仏教のあり方にはけしてならない。

彼らが、ブッダの教えを書き換えてしまったからこそ、人々は、今なお、貧困、差別、為政者による搾取・蹂躙というものを、「前世の業のせい」と考え、「ただ耐えて」「功徳を積んで」「よき来世に生まれ変わる」という発想の中に閉じ込められてしまっている。

守るべき知的財産とは、すべての人の苦しみを抜けるための「普遍的な方法」としてのブッダの教えだった。

そして今、批判的に作り直さなければいけない知的財産とは、ブッダ亡き後に歪められ、現在に至っている、伝統的な宗教としての「仏教」である。

――そういう話をしようと努めた。

世の中には、「仏教」を語る言葉が溢れているが、どれも、現実がほとんど見えていない、机上の空論、自己満足の観念的な議論にしか聞こえないことが正直多い。

「これが仏教なんだろう」という「なんとなくのイメージ」に浸かっているかぎり、人々は、苦しみから抜ける方法に「目覚める」ことはない。それは実に、愚かしく、意味のない姿である。

結局、なにゆえに、ブッダの開かれた、合理的にして斬新な教えが、みるみるうちに、バラモンの思想に汚染され、乗っ取られてしまったかといえば、「目的」にさかのぼって考えなかったからである。

目的は、「仏教」ではない。「お釈迦さまの教え」ではない。そんなものはどうでもいい。
 

目的は、人間の幸福である。苦しみから解放されることである。一人ひとりがよりよき人生を送ることである。

そうした目的に資するものが、「ダンマ」であった。「ダンマ」は、人間が苦しみから抜けるための手段であった。ブッダは「ダンマ」を説いたのである。

「ダンマ」こそを、純粋な形で語り伝え、守るべきだったのだ。

「ダンマ」が歪められてしまったのは、「目的」を忘れてしまったから。

すべての思想も宗教も、本来は「人間ひとりひとりの幸福」という目的への「手段」でしかない。

手段は、けして特別なものではない。絶対視するべきではないし、権威づける必要もない――。

目的を見失うから、道を見失うのだ。これは、仏教のみならず、社会の在り方や、国と国との関係や、法制度や、あらゆる分野で起こりうることだ――そういう思いを伝えようと頑張ってみた(笑)。

参加者の方々は、大学の先生とか、弁護士とか、その道の専門家の方々。最初に「みなさん、ふだんはハードワーカーで、仏教なんてあまりに縁が遠いかもしれません。でももし人生に疲れたり、将来リタイアして心にちょっとスキマ風が吹いたりしたら、ぜひ仏教を思い出してみてください。ワタシのところに来ていただければ、安らぎへと導いてさしあげますので^▽^)と、冗談で言ってみたが、「シーン……」(ウケなかった)。

「えー、本日唯一笑いをとれそうな部分を外してしまいましたので、さっそく本題に入りたいと思いマス」と、本題へ――。で、上記の話題に。楽しい体験だった。


●19日の教室に、さっそく『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』を持ってきてくれた方々がいた。昨日、予約したのが届いたそうな。

この本に書いてある「業」は、世間でテキトーに語られている「カルマ」なるものとは、まったく違う。
自分が苦しみつづけてきた理由や、分かり合えなかった肉親のことを「理解」するための、ブッダだからこそ語れる、合理的で明快な、確実に幸せに近づくためのツールである。
(「親の業を知る診断チェックテスト」、やってみてください)

今回ほど、悩んでいる人に読んでもらって感想・質問を聞きたいと強く願う本はない。全力を尽くした。それくらい、「大事なことを書ききった」と思っているので――。

●おたよりを一通紹介――

先月、今の仕事が得意先の影響で、3月末にて突然終了することになってしまい、新しい仕事先を探さなくてはならなくなってしまいました。

数日前には、これからずっと続くと上司から言われた矢先のことで、急展開な状況に悔しくも心に大波が発生してしまいました(汗

突然仕事を失う不安、得意先への怒り、上司への失意などなど。これから先の自分への不安と恐怖。。。。告知された日、その翌日は心の統制がとれなく、「もうダメだ、結局ダメだ」などと。。

そして2日目の夜(というより、たった2日で(驚))、ふと気づいたのです。

「そうだ、執着だ!執着から苦を抱えようとしている!」

「ダメだ、ここからまた苦の連鎖を自分で作り出してしまう!」

「考えよう、認めよう!・・・そうだ!もう一度あの運命の本を読み返そう!」

と、「反応しない練習」を3日目に読み返しました~。

認められたい、この場にとどまりたいという、何も得るものはない執着を捨て、今できること、今すべきこと、これからすべきこと、これからしたいこと。。

それを念頭に、今日生きよう!今日満足できる日を目指そう!

今、新たな職場を探しつつ、満足な一日を過ごせるよう、再び励んでいます。


――今回、私がぜひ紹介したいと思ったのは、

自分が苦しくなったときに、自身の「執着」に気づいた場面がみごとだと感じたから。

「苦しい⇒執着⇒認めよう」と、「正しい考え方」を、みごとに実践していることに感激したからです(笑)。

これこそが「正しい考え方」。やみくもな反応の迷路におちいることなく、「正しく心を使って」、自身の力で、苦しみを抜け出している。

すごい人。仏教をちゃんと実践して、役に立てていることが伝わってきます。

ありがたい話でございます(笑)。


信じなくていいんです。心の使い方・考え方をモノにできれば、多くの苦難は越えていけますから。

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