仏教講座スケジュール

●古い仏教のイメージから自由になりましょう。心の苦悩・現実の課題を越えてゆくことが、最も大事なこと。思い込みを捨てた時に、ブッダの教えの真髄がみえてきます。
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全国行脚終了(ありがとうございました)

こんにちは、草薙龍瞬です。

まだまだ暑さも続き、大雨・台風にも見舞われる日々が続いています。みなさまの平穏無事な暮らしを願っております。

1.
私のほうは、9月4日をもって、今年の全国行脚が終了いたしました。

北は青森・五所川原から、南は熊本・荒尾まで、全国?箇所、数百人の方々とご縁いただくことができました。

個人でお声をかけて下さった方、また大人数の講演・法話会を企画して下さった方、そして各会場に足を運んでくださった方々、いろんな人たちと巡り合い、またよきひとときを分かち合えました。つつしんで、心より感謝申し上げます^^。

法話会は、ちいさな町の会館で4名、というところもあったし、百人を優に超える場所もございました。朝日カルチャーや名古屋・中日文化センターでの講座も、たくさんの方々がきてくれました。

そして、個人やご家族で迎えて下さった方々も――一緒にドライブしたり、食事したりしつつ、生き方や仏教について語り合う時間は、とても有意義で楽しいものでございました。

そして、疾走する列車から見渡す夏の空や野山の景色、さらにはフェリー上でながめる夕陽(そうそう、愛媛の青島――通称「猫島」にも行って来たのでした^^)などなど、たくさんの美しき光の風景にも邂逅できました。

どの出会い・語らい・風景も、とてもせつなく、美しく……今なお語る言葉を持っていないというのが真実です。とてつもなく、大きな旅となりました。

(ちなみに、インドから帰った時も、余熱がしばし尾を引くのですが、今回もまた、有り余る余韻と感慨とで、しばし心の切り替えが利かぬ思いでおります。それくらいに充実した、鮮烈きわまる夏の旅になりました。)

2.
あえてひとつ言葉を紡げば、今回感じたのは、どの場所においても、心の影や悩みや一抹の淋しさを感じている人は、(今回めぐりあえなかったけれど)やはりたくさんいるのだということ。

それでも、正しい道――心の使い方――に触れる機会に恵まれれば、みな何かしらの希望を感じることができるのだということ。

独りでは前に進めなくても、ほんの少しのヒントや、励ましや、智慧を共有する機会があれば、その瞬間から、前に踏みだすことができることも多々あるということ。

心は、機縁(きっかけ・つながり・めぐりあわせ)によって、いかようにでも変わりうる。だからこそ、よき機縁を紡ぎ出すことが大事――その意味で、この「全国行脚」は、案外、実によい試みであったこと、改めて感じ入りました。

ぜ ひ、こうしためぐりあいのきっかけを、今後も育てていきたいと思います。この行脚のそもそもの目的、そして行動した先の成果をみるに、まぎれもなく、純粋 に〝善き行い〟です。これほどの美しさ(人の心も風景も)が生まれる試み・関係というのは、けっこう貴重かとも思います。ぜひ今後ともご同道ください。ご 協力お願いいたします(=人=)。

その一方で、めぐり逢いの数をはるかに超える、まだ見知らぬ人たちの苦悩や孤独、淋しさ、絶望というも のも、道中どこにいても、伝わってくる思いも致しました。ひとは、思いひとつで、闇をさまようことにもなれば、明るい陽射しの中を歩いていくことも可能に なります。願わくば、闇を創り出しているさまざまな思いや因縁を手放して、今いるその場所にあって希望を見出すような、そうした何かしらの変化への胎動 が、その日常の中に生まれれば、とも思います。

そうした方角に思いを向ける時、今回の行脚においても、私自身の中に、省みるべき部分、改 善していくべき部分は、たくさん見つかりました。ひとが見る方角によって、孤独から希望へと見えるものが切り替わるように、私自身の活動についても、満 足・喜びに留まらず、 自身が果たすべき務め・もっと果たしうる働きを、きちんと見すえて、成長させていかねばならぬと感じています。

3.
こうして東京に戻って来た――と、はて、いってよいのかどうか(笑)。帰るべき場所は、別のところにたくさんあるのではないか。出会いを求め てくれる人のところに赴くことこそが、私自身にとっての「帰る」なのではないか。今回の旅でご一緒したひとつひとつが楽しく、愛しい思い出であり、感謝 と、これから先も、みなそれぞれが、それぞれの場所で、幸せな日常を送って下さいますように――という願いとをもって振り返る、珠玉の記憶となりましたこ と、みなみなさまにつつしんでお伝えいたしたく存じます。

私のほうは、ここから次の本の執筆にとりかかります。「心の出家」をテーマとす る本と、耳で聴けるオーディオCDつきの法話集です。私は、どの本も、一字一句、まごころこめて、闇の中でも希望の光が見出せるようにと愚直・真面目に願 いつつ書いておりますので、時間はかかりますが、良質の作品を届けていきたい、と決意しております。お楽しみにお待ちください。

あらためて――、今回、皆さまが日々暮らしている生活の場所や、お仕事の現場に導いてくださいましたこと、言葉に尽きせぬ感謝と、感銘と、喜び・楽しさをもって、この胸に受け止めております。

ぜひこれより先も、つつがなき(平穏無事な)、善き日々を、それぞれの場所に育て、おすごしくださいますように、心から願っております。


ひとことでいえば、楽しかったのです(笑)。そして、美しく、せつなかった――出会えたおひとりおひとりが。さりげない日常の風景のひとつひとつが。ありがとうございました。

また来年の夏、お会いいたしましょう。

草薙龍瞬御礼合掌

追記:
●巣鴨は、9月8日と15日(8日は台風来たらどうしましょう(笑))
●神楽坂は、9月22日と25日に、座禅会と仏教講座を再開します。全国行脚の写真もお見せします。お時間合えばいらしてください。

戻って見上げた新宿の空。あの向こうに次の旅は広がっている。