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【出家、インドをゆく】子供たちもすくすく

1月27・28日

 ウダサ村の幼稚園&小学校(G.D.Scholor Convent Udasa)の8回めの創立記念祭に出席。

 最初は3歳半からの幼稚園児だけだった。その子らが小学校に上がった。もうすぐ中学校に進む。

 子供たちは毎年、入学してくる。だから、年を追って教室が足りなくなる。現在179名。今後、2階=6教室を増やす予定。

 今回の日本からの応援は、その増設に使う(みなさん、ご声援をお願いします(笑))。

 ちなみに、40人が乗れる中古バスを、もうすぐ調達する予定。小さなバンだと、2往復せねばならず、遅刻を避けられないし、なにより今の状態では、子供たちがかわいそう(↓彼らにその自覚はないのだが(笑))。

【写真】これが現状です(笑)。


まだ乗ります(笑)
このあと運転手のお兄さんも乗ります。
後ろから見るとこんな感じです……。50度に近づく夏はどうするの?
でも元気です(笑)

 記念祭では、子どもたちに3つのことを伝えた。ひとつは、他の子どもたちに優しくすること、いじめないこと。二つは、先生を助けること。三つめは、学校をきれいに扱うこと(まだゴミ箱がなかったので、大きなダストボックスを設置するようにスタッフに伝える)。

 これから、この学校をもっと美しい場所に作っていく。カラフルなペンキを一緒に塗ろう!(会場拍手)。

 日本の人たちも応援している。私も毎年来る。ご両親は、もし悩みやリクエストがあったら、私のところに直接くるように。

(※ちなみに一番多いのが「子供が勉強しない」という相談。どこも同じ(笑))

 私のスピーチに続いて、「ウェルカム・ダンス」。子どもたちが、仏教歌に合わせて踊りを披露する。

踊りに始まり、踊りに終わる(笑)。手前にババサブ(アンベドカル博士)とインド初の女性教師の写真。

 この一週間、子どもたちはダンスの練習一辺倒。勉強が嫌いな子、学校に馴染めない子、先生を恐がる子もいるのだが、このダンス・ウィークで自信をつけて、学校にすっかり馴染む子も多いらしい。

 その後は、午後3時くらいまで、絶え間なく子供たちのダンスのお披露目。ビートの利いた仏教ソングと、ボリウッド映画などのヒット曲。

 インドの歌というのは、情熱的、抒情的で、抑揚豊かでスケールが大きい。文字化するなら「アァアアァアアア~♪」という感じ(?)。

 この地では、お祭りも葬式も、きまって歌を大音量で流す。とにかく歌の国。「しめやかに」という発想はない。

 その子供たちのお披露目を、地元の人たちが見物に来る。父兄だけではない。屋台も並ぶし、遠方の知人たちも、この機会にやって来る。子供たちの可愛らしいダンスを、心底楽しんでいる風情で眺めている。つまりは、これは村の余興である。


みんな楽しんでます^^。
 


●2日目も、ダンスで始まる(笑)。この日は、生徒たちが作った図画工作を見せてもらった。

 水が蒸発して雨になって地面に降りて川になって、という循環を、大きな紙に英語で描いた子は、まだ6歳半。この学校では、教科書は全部英語。日本の教育より進んでいるかも?

 噴火口のついた火山を作って、中にソーダ水を入れて見せる子がいたり、「ドリーム・ハウス」と題して、自分が将来住む家を作った少年がいたり――

彼の家には、衛星テレビのアンテナがあり、庭には若くてきれいな女性たちがはべっている(笑)。幼いのに、もう煩悩が(笑)。

 壇上で私が品評。ぜひとことん想像しよう。夢を描こう。「ドリーム・オブ・インディア(インドの夢)」をテーマに、絵でも工作でもアイデア(社会・環境のあり方)でも、自由に発表してほしい。来年は日本から景品を持ってくるからね、という話。

 その後は、再びダンス(笑)。3歳半の子どもたちの踊る様子が愛らしい。 

よくわかってないながらに飛び跳ねる姿が花マルです(笑)

椅子に座って眺めていると、大人も子供も「グッドモーニング」とか「ジャイビーム(こんにちは)」と挨拶してくる。

 インドでは、若い命がどんどん育っている。大人たちが、それを手助けする。子どもたちは、大人たちとの触れ合いに慣れているし、年に関係なく遊んだり、コミュニティの活動を手伝ったりしている。つながりが自然なのである。

 日本を明るい国にしようと思えば、子供たちを増やすことだ。子供が多い社会が、当たり前のなること。年寄りが、子供のことを「うるさい」といい、自分たちにお金をかけすぎている社会の構図は、ほんとはなんとかしたほうがいい。

 午後4時頃、全プログラムが終了。地べたにみなで座って食事会。ここでも地元の青年・子供たちが、よく働く。


社会奉仕は、当たり前。

●トライブ(移動部族)の女の子が、ひとりぽつんと隅っこに座っていた。姉妹を呼んでくるようにと伝えたら、両親もやってきた。

 女の子は、ダンス大会の間、最前列でじっと同い年の子どもたちが踊っている姿に見入っていた。ほんとは就学してよい年齢だが、学校には行っていないらしい。村外れの空き地にテントを張って、朝から晩までそこにいる。

 親子そろってご飯を食べている姿に、少し安堵した。


ひとり座っていたトライブの女の子
どう、おいしい?

 夜7時くらいまで、何回かに分けて数百人分の食事をふるまう。

 かなりの大仕事だが、ラケシュ、ミリン、プラヴィン、ナレシュら、日頃の仲間はもちろん、14歳のプラジワルや、17歳のダトゥらも、積極的に手伝う。

 婦人たちも、自然と集まってきて、食事の準備。こういうのは、居心地が悪いとできない。日本のPTAが不評なのは、互いへの関わり方を知らないからではないか。

 会場の解体作業が、深夜まで続いた。みんな、ほんとによく働く。

ダトゥは17歳。食べるの大好き。「将来を全然考えてない」と家族に文句いわれてます(笑)。
女性たちもよく手伝ってくれます。

●砂の道を歩いて、ラケシュの新居に向かった。今は冬だから、オリオン座やその他の星々が、みずみずしい光を放って見える。

 十年前にこの地にはじめてやってきて、ラケシュ、ディパック、ワスの三人と、バイクでこの星空の下を走った夜を思い出した。

 村の青年たちの多くは、まだ30代。だが、着実に年を重ねている。

 この活動は、彼らがいるからこそ回っている。もし私たちが一人ずつ、この星々の下から消えてしまったら、今ある活動も、静かに消えていくだろう。

 ここには稀有な善意をもって、社会に尽くしている人たちがいる。私もまた、その貴重な輪の中に遇している。

 考えてみれば、居場所というものを生まれてはじめて感じたのは、この土地だったかもしれない。

この場所には、求めるより与えることを自然に優先できる人たちがいる。私はそのことに敬意をもつ。