仏教講座スケジュール

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広く届きますように・・・

近況報告
●『自分を許せば、ラクになる。 ブッダが教えてくれた心の守り方』宝島社

「インドで徹夜」というシュールな期間を経て、2018年2月6日、日本時間午後10時、ようやく校了、印刷所へ――。

これから、印刷所の方が夜通し作業して、輪転機を回すのです。

今の時代、本を届けるのが、難しくなっている時代です。

本だけでなく、CDとか映画とか、コンテンツそのものが、「売れない」趨勢が続いています。

(みんなネット・スマホで適当に反応することで、時間を消費してしまっている?)

そうした状況に輪をかけて、バッシングや、嫌がらせに近い批判や難クセをつけて、確実に表現者たち――歌手や作家やクリエイターなど――を傷つけて、せっかくのモチベーションと才能を潰していく、というとんでもない、まさに許してはならないことが平然となされている時代でもあります。


ひとも、モノも、叩かれるために生まれたわけではありませんよね。


みんな、一生懸命、生きています。頑張って、モノを作っています。表現しています。

そうした姿に、いいとか悪いとか、どこが気に入らないとか、

ただスルーすればいいことなのに、

つい反応、つい判断、つい口出ししたくなるという心の弱さに駆られて、つい言葉を発してしまう。

発する側にとっては、独り言のレベルかもしれません(眺めているのはパソコンかスマホの画面だもの)。

しかし、受け取る側にとっては、刃を刺されるに等しいのです。

今の時代、多くの人たちが、傷つけられて、悲しい思いをしています。

その一方で、傷つけること、悲しませることに、時間・心・人生を消費したがる人たちもたくさんいるというのが、現実のようです。

ひと昔前なら、そうした現実――心の内なる思い――は、個人の心の領域に閉ざされていたもの。しかし今の時代は、簡単にパブリックにしてしまえるようになりました。

そうした心無き言葉に、同調する人、信じ込む人――それは、結局、「毒妄想」によって自らの心を奪われたことを意味するのですが――も、確実に出てくるようになりました。

しかし、そんなことのために、この世界は、そのひとの人生は、存在するのでしょうか????

●こうした時代が続いていいはずはないし、許されてよいはずもない。

ひとの心は守らなければいけない。

一生懸命作っている人たちの真心やモチベーションをも、守らなければいけない。

これからは、守るべきものを守るために、闘ってゆかねばならぬ時代です。見過ごしてはいけない。守るべきものを守る努力をしなければいけない。

でないと、この世界は、人間の心の汚物と闇――貪欲と怒りと傲慢と独りよがりの妄想――によって、どんどん汚れ、壊れていってしまいます。

●そんな時代背景をふまえて、今回の本を書きました。

主人公は、IT企業に勤める青年です。そして、得体のしれない怒りを抱えて、ずっと苦しんできました。

その怒りの原因はいったい何なのか――それが、この本のひとつのテーマなのですが、今の時代特有の「心の病」、いや、スマホやネットという新しい空間が人為的に作り出す「残酷さ」も、原因のひとつとして書いてあります。

今の社会が、今の暮らし方が、このままでいいのか、いけないのか。

どこが、どうおかしくなってしまっているのか――をしっかり言語化できることは、ひとが、自分の心を「守る」ために重要なことです。

もしあなたが、

自分の心を守りたいなら、

これ以上、みずからの内なる怒りに、

そして、この時代の風潮に、この殺伐とした世界に、

振り回されたくないと思うなら、

「自分の心を守る方法」が必要です。

その「方法」の部分をしっかり伝えることが、この本のねらいです。



●今回も、過去作と同様、かなりリキ=魂魄【こんぱく】入れて、書き上げました。私は、細部の細部までこだわるタイプの物書きです。ハイフン(――)の長さまで、「前後の文字にくっつかない、若干スキマの出る短めのものを(そのほうが見た目やさしいから)、とお願いするほどの細かさです(笑)。

同じ言葉でも、漢字続きのところは、あえてひらがなにしたり、
ひらがな続きのところはあえて漢字にしたり、と細かく工夫して、

みずから朗読して、言葉の響きのなめらかさを確かめ、

さらには、脳に一度に入る情報量は、なるべく少ないほうが良いだろうし、

時間軸に沿って論理や展開をたどっていける――つまり、頭で考えないとわからないという複雑さではなく、順にたどっていけば、ふんふんと頭に入って来る――表現が望ましいだろう、ということで、

細心の工夫を凝らして書いています。

意味が伝わるなら、難しい言葉ではなくシンプルな言葉を選ぶし、「なくても通じる」修飾や脚色は、バッサリ斬り落としてしまいます。

その細かさ、隅々までの心づくしというのは、おそらく読んでいる人にはわからないかもしれません。

ただ、そういう細かい努力の積み重ねで、ほんのすこし「読みやすさ」が変わってくるように思います。


●私の場合は、「売れる」ことよりも、「必要としている人たちに、残さず届くこと」が願いです。だから最善を尽くしたい。いつもそんな思いで言葉を紡いでいます。

一冊の本が、人生を変えることもある。

つまりは、本を送り出すというのは、ある意味、ひとの人生がかかっていたりもする。

だから、疎かにはしない。かけがえのない作品であり、自身の命の結晶であり、読む人の喜びや幸せの一部になる可能性でもある、というこだわりを持って、作っています。性分というよりは、もはや、生き方です。

モノづくりが難しい時代だからこそ、誠意を尽くさねば、始まらない。そう思っています。


最後まで同伴してくださった担当の編集者さんはじめ、お力添えくださった方々には、いつものことながら、頭が上がりません。ありがたいかぎりです。


●今日は、赤入れ校正した大量のゲラを、ラケシュと一緒に燃やしました。
「たくさんの人の幸せの一部となりますように、広く届きますように」

と、天に昇る炎を見つめて、祈りつつ(笑)。

一冊の本――命――が生まれるのに、出版界の百人以上の人間が関わるといいます。それくらいの人たちが一生懸命作っているのです。

本は大切にせねばなりません。私も大切にします。

あとわずか2週間ほどで全国へ――久々の新作です。

物語ですから、「映画を観るつもりで」ページを開いてください。

読み終わった後には、ぬくもりが残ることでしょう。

校正したものを写メして日本に送って、ようやく完成
多くの人に広く届きますように