仏教講座スケジュール

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全国行脚御礼ポストカード


この夏出会った方々に送っている
オリジナル・ポストカードです

また来年の夏、お会いしましょう!

草薙龍瞬は、ここから怒涛の執筆行に入ります
正真の言葉を紡いで
だれかの命に届く良質な作品を
一冊ずつ送り出してまいります

写真は山形米沢の朝の風景


全国行脚、完遂御礼!

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興道の里2018No.47
【出家、日本をゆく】全国行脚、完遂御礼!
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こんにちは、草薙龍瞬です。

9月26日、沖縄から東京へ――。

2018年度の全国行脚、ついに完遂です(^▽^)!

これから、今年の全国行脚を振り返る、
旅の記録をまとめていきます。

まだ、記録は愛媛松山に入ったところで止まっていますが(笑)、分量としてはゆうに単行本一冊分。

膨大な想いを溜めこんだ旅となりました。

7月1日の静岡に始まり、ほぼ3カ月かけて沖縄入りで終了――。


●今回出会った人々の姿、相談を受けた方々の人生、その時々に分かちあった言葉と思いと時間――

すべては濃密にして、かけがえのないもの。

そのいずれも、その時、その場所、その人との間でのみ成り立った奇跡のようなもので、

この奇跡は、いわばその時間・場所にいた人と、私の心の中にしか存在しなくて、

いずれかの心の中から、その奇跡が消えてしまえば、この宇宙が終わるまで決して再生されることはなく、

また、いずれかが生きている間は、その心の片隅には残るだろうけれど、それは決して、他の人々の眼に触れることのない、

本当に、存在するようで、存在していないともいえる、
あったともいえるし、なかったともいえるくらいの、

貴重な、奇跡みたいなものだと、感じています。


旅はすごいし、出会うこともすごい。

その出会いの中で、生き方を見出し、苦しみを抜ける可能性に手が届いたという、たしかな事実もまた、素晴らしくすごい。


●人間は、執着する生き物で、変わりたくないという重力に負けてしまいがちで、

この夏見出した「道」を、これからまた見失ってしまうこともあるとは思います――が、それは自然なこと。

忘れてもいいし、元に戻ってもいい。でも、再び苦しみに呑まれそうになったら、

「あの夏、あの話をたしかに聞いた」という事実を思い出してくれたらと思います。

そして、再び声をかけてください。また夏に、こちらから足を運びますので^^。

「道」というのは、目的地にすぐにたどり着けるものでは、なくて

すぐに変われないかもしれない。「ああ、自分はなんて弱いんだ」と思い知らされることのほうが、多いかもしれなくて。

ただそれは、「すぐに変化を求めたい、結果を手に入れたい」という貪欲、あるいは妄想が作り出すものだというのが、事実であって

結果を追いかける必要はなくて、

「私は今、正しい道を歩いているぞ(≒忘れていないぞ)」
と思える、今のあり方=心がけこそが、一番大事なのだと思います。それがすべて。

正しい道とは、たとえば「理解する」ことであり、「妄想に気づく」ことであり、

できれば、つつしみや慈悲の心に立って、もう一度心を立て直すこと、生き直すこと。

その「心がけ」で生きていること、生きようとしていること――そのことが大切なのだと思います。

結果を求めるのではなく、正しい心がけに戻ること。

結果を急ぐのではなく、正しい心がけを実践すること。

やってみること。やり続けること。

その心がけだけは、思い出せるように――思い出せる、だけで十二分。それこそが本当の強さです。


●この夏、お声をかけてくださった方々、足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。

そして、日々の生活がある中で、場所を見つけて、告知して、私と時間をともにしてくださった方々、本当にありがとうございました

呼んでくれることで、確実に新しい出会いが生まれます。

その出会いによって、大きく前に進む・心を立て直すきっかけを手に入れる人がいることも事実です。

いわば、この夏、功徳――ひとを助けるはたらき――を引き受けて下さった方々に、深く感謝御礼申し上げます。


つくづく、創造的で、確実に誰かの幸せにつながる旅が、つながっていきました。

どの日どの場所で見た景色も、さずかった出会いも、生涯に残る珠玉の宝として、この胸に大切にしていきます。


出会った方々がみな幸せであるように。そして、

この夏出会わなかった方々も幸せであるように。


●私はこれから、12月下旬まで、執筆作業に入ります。

夏の旅とは対照的な、たった独りの沈黙行、そして言葉を紡ぐ行の始まりです。

毎回、魂を削り、精魂の限りを尽くして言葉を紡いでいくので、疲れはするのですが、

この夏の行脚が、いい意味でのリハビリというか、リフレッシュの期間となりました。

(この夏の尋常ならざる暑さの中、行脚でたいへんお疲れでしょうと労ってくださる方に感謝です。でも考えてみれば、東京の事務所兼自宅は、冷房がないので、ある意味、東京で活動している時がいちばんキツくて、旅で移動している時のほうが、快適だったりします(笑))

ここから先は、沈潜を。そしてしっかり、本を書き上げることに命尽くしたいと思います。


まずは、この夏の充実を、みなさまに感謝御礼申し上げます。
ありがとうございました。


道は、たどりつくことに意味があるのではない。
今、歩いていること、
歩こうとしていること、
歩けるかもしれないと感じ始めていること――

その事実に意味がある。

2018年9月26日
草薙龍瞬謝恩合掌

旅の終わり・沖縄たそがれ時の光る海


出家、日本をゆく 8月25日能登川から福崎へ


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興道の里2018No.44
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こんにちは、草薙龍瞬です。
今週末の沖縄入りで、今年の全国行脚も終了です。

旅先で出会った方々・お世話下さった方々、そして
興道の里の活動を支えて下さっている皆様に、感謝申し上げます。

ただいま、全国行脚の記録「出家、日本をゆく」をまとめている途中です。

今回は、その一部抜粋――おすそわけ――です。

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8月25日(土) 

能登川から、いざ兵庫・福崎へ 光のなかを潜り抜けるのは、いつも楽しい

姫路から播但線で、正午すぎに福崎着。想像したことのない未知の土地にも、ひとは暮らしている。Sご夫妻に一年ぶりに再会。

 民俗学者・柳田國男の生家をのぞく。とても小さな日本家屋。家屋を擁する公園には、いろんな妖怪のオブジェが散在。かなりリアルでグロテスク。妖怪造形コンテストを開いて、入選した作品を野ざらしで展示している。

 福崎町は、ゆるキャラの向こうを張るリアルバージョンの妖怪をご当地名物にする意向らしい。福崎駅前のかなり精巧な河童に始まって、カエルの妖怪とか、天狗とか、巨大豚の家族とか。

いきなりこんな河童がお出迎え
池の河童さんと対面

福崎町にはいろんな妖怪が生息している(笑)。
3.5キロを歩くのはきつい。サイクリングコースにするとよいのでは? 記念公園内には河童と泳げるプールまたは町営の健康ランドを。成功間違いなし!



 柳田國男は、近所の庄屋・三木家に11歳のときに一年預けられたという。その蔵で、三木家の歴代当主が集めた膨大な書物を見つけて、手あたり次第濫読したとか。

 いわば三木家の学芸好きの血筋が、柳田の人生における土壌となったという次第。三木家が書物を蒐集していなければ、柳田の好奇心が触発されることはなかったかもしれず、民俗学の域に結晶することもなかったかもしれない。

 柳田が三木家に預けられたのは、因縁による偶然。そこで柳田が心に取り込んだのは、三木家の善業である。業というのは、負の面だけでなく、正の部分もある。

 子供の好奇心は、だからこそ大事にしないといけない。意識が向くということ自体が、僥倖(幸いなる因縁)なのである。そのときに良質の体験をさせてあげられるか。その最初の興味に、心地よく打って返せる人間・知識・物・経験を、目の前に差し出せるかどうか。

 興味は一瞬で消えてしまう。だからこそ、快の反応を体験してもらって、結生させて、善き業へとつなげていくのが、大人たちが務めるべき本来の道すじなのだろう。